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協会けんぽ 10年連続黒字 令和元年度の収支はプラス5,399億円
2020年07月7日 登録
協会けんぽから、「令和元年度協会けんぽの決算見込み(医療分)について」が公表されています。
そのポイントは、次のとおりです。
<全体の収支状況>
●令和元年度は収入(総額)が10兆8,697億円、支出(総額)が10兆3,298億円となり、収支差は5,399億円となりました。
<収入の状況>
●収入(総額)は前年度から5,235億円の増加となりました。
主に「保険料収入」が4,510億円(4.9%)と大幅に増加したことによるものですが、これは主に、保険料を負担する被保険者の人数が4.4%増加したこと、被保険者の賃金(標準報酬月額)が 0.7%増加したことが要因です。
(なお、被保険者の人数の伸び+4.4%は、協会による医療保険の運営が始まった平成20年度以降で最も高い伸びです。しかしながら、この+4.4%のうち、+2.1%は大規模健康保険組合(人材派遣健康保険組合等)の解散による一時的な影響であり、この影響を除くと、近年、保険料収入を増加させていた被保険者数の伸びについては、平成29年度をピークに鈍化が続いています。)
<支出の状況>
●支出(総額)は前年度から5,785億円の増加となりました。
●支出の6割を占める保険給付費(総額)については、前年度から3,653億円(6.1%)増加しました。これは、1人当たり医療給付費の増加に加えて、大規模健康保険組合の解散の影響等により、加入者数が大幅に増加したことが要因です。
●支出の4割を占める高齢者医療に係る「拠出金等」については、1,254億円増加しました。これは、高齢者医療費の伸びや、退職者給付拠出金の減少額が少なくなったことなどが要因です。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和元年度協会けんぽの決算見込み(医療分)について>
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g1/r2-7/200703/
※こちらの記事は社会保険労務士PSRネットワーク様の許可を得て転載しております。