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厚生労働大臣会見概要 基礎年金の底上げを年金制度改革関連法案から削除したことなどについて質疑応答(令和7年4月18日)
2025年04月21日 登録
厚生労働省では、厚生労働大臣の記者会見を毎週2回(通常、火曜日と金曜日)実施し、その概要を公表しています。
令和7年4月18日の会見では、基礎年金を底上げする策を年金制度改革関連法案から削除したことなどについて、質疑応答が行われています。
記者:年金制度改革関連法案を巡り、積立金などを活用して基礎年金を底上げする策について、法案に盛り込まない方針を示されましたが、その受け止めを伺います。
大臣:基礎年金のマクロ経済スライドの早期終了については、経済が好調に推移しない場合の備えとして、5年後の次期財政検証において発動の可否を判断することとして提案していたものです。その後、与党と法案について議論を行う中で、積極的な意見があると同時に、現在も、厚生年金の積立金を活用することなどについて慎重な意見も強くあります。
一方、国会からは年金改正法案の早期提出の強いお求めがある中で、一定の決断を迫られており、基礎年金の底上げ措置の具体的な仕組みは法案に規定せず、今後の社会経済情勢を見極めて、改めて検討することとしたものです。
その上で、将来の年金給付水準の充実につながる被用者保険の適用拡大などは、引き続き盛り込むことを検討しており、厚生労働省としては、各方面のご理解を得て、できる限り早期に法案を提出するべく、引き続き努力を重ねていきたいと考えています。
タイムリーな話題に関する質疑がありましたので、紹介しました。
厚生労働大臣がどのように応答したのか、確認しておきたいところです。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<厚生労働大臣会見概要(令和7年4月18日)>
https://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000194708_00808.html
※こちらの記事は社会保険労務士PSRネットワーク様の許可を得て転載しております。