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新たな成長戦略実行計画策定に向けた今後の進め方のたたき台を提示(未来投資会議)
2020年02月10日 登録
令和2年2月7日に首相官邸において開催された「第35回 未来投資会議」の資料が公表されました。
今回の会議で、「新たな成長戦略実行計画策定に向けた今後の進め方のたたき台」が提示され、本年夏の新たな成長戦略実行計画の策定に向けて、今後の進め方について議論が行われました。
会議に出席した安倍総理は、今回の議論を踏まえ、次のように述べています。
●第一に、経済社会が大きく変化する中、ライフスタイルの多様化は時代の必然であり、働き方改革を更に進めていく必要がある。
具体的には、人生100年時代を迎えて、若年層が希望する働き方を選べる余地をつくっていく必要がある。
また、兼業や副業をやりやすくすることは、大変重要。そのため、労働時間に関するルールを明確化する。
さらには、昨年12月の経済対策で、全ての小学生・中学生に一人一台のIT端末をそろえることを決めたことに併せて、ソフト面の改革が不可欠。オーダーメイド型の教育や、多様な外部人材の活用など、具体的方策についても議論していただきたい。
●第二に、変化のスピードを先取りし、これまでにない価値を生み出す鍵は、ベンチャー精神。
大企業の事業再編を促進しつつ、大企業とベンチャー企業の連携促進や、契約の適正化を図る。
中小企業については、生産性向上への支援を図るとともに、大企業との共存・共栄のため、引き続き取引の適正化を図る。
●第三に、デジタル時代の規制改革を大胆に進める。
利便性の高いキャッシュレス化の環境整備を図るとともに、金融分野のシステムの見直しを図る。
●第四に、SDGs(持続可能な開発目標)の実現にも貢献するため、エネルギー、環境についてビヨンド・ゼロを目指し、革新的イノベーションを牽引(けんいん)する。
安倍総理は、本年夏の成長戦略実行計画の策定に向けて、与党とも議論をしつつ、具体的な検討を進めるよう、関係大臣に指示をしました。
今後の動向に注目です。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<未来投資会議(第35回)/資料>
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/dai35/index.html
※こちらの記事は社会保険労務士PSRネットワーク様の許可を得て転載しております。