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「フリーランスとして働く人の意識・実態調査2024」の結果を公表 フリーランスに係る新たな特別加入団体の設立などに活かす(連合)

連合(日本労働組合総連合会)から、『フリーランスとして働く人の意識・実態調査2024』の結果が公表されています(令和6年8月5日公表)。

この調査は、インターネットリサーチにより実施され、全国の20歳以上の男女でフリーランスとして働く人1,000名の有効サンプルを集計したものとなっています。

調査結果のポイントは、次のとおりです。

<フリーランスとしての働き方の実感について>
●「近年の物価上昇によって業務に必要なコストが上昇した」49.7%。
一方、昨年の12月以前と比較した報酬の変化では、「変わらない」は74.8%、「引き下げられた」は14.6%。

●フリーランスとしての働き方満足度
「仕事全体」は52.8%、「仕事内容・質」は56.0%、「労働時間」は54.4%、「働きがい・やりがい」は62.5%、「プライベートとの両立」は65.6%が満足。
一方「収入」は26.3%にとどまる結果に。

<フリーランスとしての仕事上のトラブル経験について>
●「フリーランスとして仕事上でトラブルの経験がある」46.6%。
経験したトラブルTOP2は「不当に低い報酬額の決定」、「報酬の支払いの遅延」。

<仕事中・通勤途中のケガや病気の経験と労災保険の特別加入制度について>
●「仕事中や通勤途中に、休業しなければならないようなケガや病気を患ったことがある」20.0%。

●“労災保険の特別加入制度”の利用意向率は
仕事中・通勤途中に休業しなければならないようなケガや病気を患ったことがある人では37.5%。ケガや病気を患ったことがない人(17.1%)と比べて2倍以上。
なお、令和6年11月1日から、これまで建設業の一人親方などに限られていた労災保険の特別加入制度に、業務委託を受けるフリーランス(特定受託事業主)が加入できるようになります。

これを受け、連合では、労災保険の特別加入団体(連合フリーランス労災保険センター)を設立し、フリーランスのセーフティネット拡充の取り組みに対応する準備をすすめているということです。

連合は、この調査結果を、新たな特別加入団体の設立などのフリーランスを支える取り組みに活かしていくこととしています。

詳しくは、こちらをご覧ください。

<『フリーランスとして働く人の意識・実態調査2024』を掲載しました。(世論調査)>
https://www.jtuc-rengo.or.jp/info/chousa/data/20240805.pdf?3421

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